【残念な人】
私は馬術家であります。そして、乗馬クラブも経営しております。
仕事上、多くの方と関わりを持ちますが・・・・・
あなたの周りにこんな残念な人いませんか?
「すぐに謝る人」
「絶対に謝らない人」
私はこのどちら人も損をしている残念な人と思っております。
「すぐに謝る人」は自分に非が有ろうと無かろうと「すいません!」の一言で物事を済まそうとします。
自分に非がある場合は謝る事により物事を荒立てないで済むことも多いので、自分に非がある場合は素直に自分の非を認め謝るべきである。
非が有るか無いかも分からないような時でも謝る人は自分の責任も認識も甘く、過ちを犯しても過ちと気づかずに同じ過ちを何度も繰り返します。
馬術を指導していく中で、指導・矯正・指摘・注意など微妙に違う方法で段階的に指導していきますが、いずれの時も「ごめんなさい」「すいません」と言う人がいます。
確かに馬に対し間違えた行為をした時は注意をするので、馬に対して謝る事が必要な時があります。
しかし、馬に対し間違えた行為をしないように矯正・指摘をしますが、この段階で謝る人は必ず馬に対し間違えた行為を行い注意まで何度も何度もいきます。
最悪の場合は馬に切れられて、拒絶されたり暴走されます。
動物は正直です。
簡単に謝る人は簡単に同じ過ちを繰り返すので、最後は拒絶だったりその場からの逃避をします。
私は乗馬中であってもなくても簡単に謝る人には「今は謝って済む事態ではないので、謝る時間があるなら言われたことを責任をもって完遂して!」と言います。
やはり何事も「やりません・出来ません・知りません」だから謝ってその場をやり過ごしていたんでは乗馬の上達はおろか人としても成長できません。
だから私は意味のない謝罪は受け付けません。
反対に「絶対に謝らない人」は自分に非があっても認めようとはしません!
それどころか指摘や注意した人に対して、論破して謝らせようとします。
面白いもので、そういう人は指摘や注意した人が全然気のない「すいません!」や「ごめんなさい!」でも納得してしまいます。
私なら逆に怒りそうな「はい、はい、すいませんね。。。」で納得してしまいます。
しかし、動物はそれを許してくれません!
明らかに自分に非が有るにも拘らず、馬に対して矯正したり激怒する人に対しては馬は全くいうことを聞かなくなります。
はたから見ていると最高に面白いです。
怒っている本人はいたって真剣なのですが、馬の耳に念仏です。
「絶対に謝らない人」はすぐに腹を立て馬の事を怒ります。
馬によって対応は違いますが、その手の人はすぐに「ギャーギャー」馬をまくし立てます。
馬は笑い袋のボタンを押すか如くわざとふざけます。
馬はこんな事を言っているように見えます。
「こいつ、こうやるとギャーギャーいって面白いんだよね(笑)」てな具合です。
他にも蹴るマネや噛むマネまでする馬がいます。
その場合は馬のほうが一枚上手なので、あまり危険はありませんが、そうでない馬もいます。
本当に馬自身が悪くない時にむやみに怒ると、馬も納得がいかず切れる時があります。
馬が本当に切れれば、噛む蹴るは当たり前、体躯の大きさに物を言わせ壁に挟み込む馬もいます。
何にせよ人間は大けがをしてしまいます。
私の所にはそこまで切れる馬はいませんが、扱い次第ではどんなに温厚な馬でもそうなる可能性はあります。
そうなる前に私は「絶対に謝らない人」には事細かに説明をしますが・・・・・決まって「私のどこがいけないのですか?」「私のいうことを聞かない馬がいけないんじゃないんですか?」「私は馬や人には迷惑かけていません!」
何でも「私・・・」「私・・・」私が中心になって相手の事を気遣いません!
そんな人は人間関係の構築も出来ないので、早々に辞めていきます。
そうです「絶対に謝らない人」は自ら自分の居場所を無くしていき、最後は自分が去る運命になる事もわからずに残念です。
「すぐに謝る人」
「絶対に謝らない人」
自分の成長の妨げになっていることに気づかないでしょうね?
本当に「残念な人」です。
私はこういう人たちを見ていて思うのが、何事に対しても余裕が無いように見えてしかたがありません!
自信が無いから謝ってやり過ごそうとする。
責任を持ちたく無いから謝ってやり過ごそうとする。
謝りたく無いから他者のせいにする。
謝りたく無いから逆切れする。
無い無い尽くしです。
残念にならない為にも・・・
余裕を持つためにも・・・
自分が変わるためにも・・・
見つめなおす機会を持ちましょうよ!
PS
実は私、茨城県で乗馬クラブを経営しております。
そして、ナショナルチーム経験のある競技者であり現在も現役選手です。
インストラクター・トレーナーとしても、多くの子供を全日本大会や国民体育大会に送り出し、入賞者も沢山輩出いたしました。
馬とふれあい、馬と共にスポーツを行い、喜びを分かち合う事により子供たちの精神を健全に育成することができます。
動物と触れ合うことによる最高の情操教育を提供しております。
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