残念な親

【残念な親】

 

私は馬術家であります。

 

乗馬クラブを経営していて、会員という形で多くの生徒がいます。

 

先日、子供の親とのやり取りが以下のようにありました。

 

その両親はほかの乗馬クラブに自分たちの馬を預け毎週末に馬の面倒を見ているほど熱心なのですが・・・

 

父親「最近うちの娘はどうですか?」

 

私「まだ5年生なのと平均より体が小さいので、馬に乗って私のレッスンを受けるにはまだ早いですね!」

 

父親「じゃあどうすれば?」

 

私「今は子供に何をさせるのか?より子供自身が何をしたいのか?そして何が楽しいのか?のほうが大切であり、今急いで何かを求める必要はないですよ!」

 

母親「でも、子供には目的意識を持たせモチベーションを上げたい」

 

私「モチベーション?モチベーションは本人がその時々に持つものであって、誰かが上げるべきものではないのでは?まして5年生の子供ですよ!」

 

母親「それでも何か目的があり馬に乗せる方が上達も早いのでは?」

 

私「今は上達よりも何よりも馬に乗る楽しさ、乗馬クラブで色々な人や動物と関わりそれが楽しいことであれば、それで十分ですよ!」

 

母親「先生を信頼して預けている以上、子供の上達を望むのが親ですよ!」

 

私「体に合わない大きな馬を私の所に来る前に乗せていたせいで、基本が崩れているから、その癖を直すのに時間がかかり基本ばかりをやっていて大きな上達が見えないのは当たり前ですよ!」

 

母親「やらせる以上はもっと何とかしてほしい!」

 

私「じゃあ極論を言わせてもらいます。子供に英才教育を施したいなら体に合った良い馬を買い与えなさい!ちなみにヨーロッパへ行って本当に良い馬を探しますから最低でも6~800万円用意してください」

 

父親「それは極端過ぎでは?」

 

私「だから極論と言っているでしょ!それが出来ないのであれば、今は子供の成長を待ちましょう!そして子供が何をしたいのかの方が大切です。」

 

母親「子供は乗馬クラブへ来ることを楽しみにしています。週末に雨が降るとガッカリしています。」

 

私「じゃあそれでいいじゃないですか?親に無理やり行かされている習い事ではなく、雨が降れば乗馬クラブに行けないことをガッカリするほど楽しい所と感じているのであれば。子供の意見を尊重してあげればいいじゃないですか?」

 

父親「家に帰り3人で話し合ってみます。」

 

私「そうしてください。子供の意見を尊重してあげてください。今親として出来る事をしてあげてください。」

 

長年、動物を相手に仕事をしていると気味悪がられますが、相手の考えが何となくわかってしまいます。

 

人の家の家計は分かりませんが、そこまで子供に金を掛けられないのも重々承知の上で極論を提案しました。

 

今の状態なら月々2万5千円から3万円で済むもんで「せめて、子供のために今、出来る努力をしてあげてください」と願いを込めて・・・

 

そして昨日、親から申し出を受けました。

 

父親「しばらくお休みいたします。体が小さくて上達の見込みが薄いのであれば、ここに来る意味もないので大きくなるまで休みます。」

 

私「話し合いの上でそうなったのなら仕方のないことですね!」

 

母親は終始下を向いていたので本意ではないと察しましたが、お金が絡んでくるので無理強いはしませんでした。

 

そして昨夜、カミさんから話を聞いて後悔しました。

 

結局、子供の意見を尊重していなかったのです。

 

子供が「ここに来れなくなってしまうけど、嫌だなぁ」「今のうちにここの写真いっぱい撮っておこう、辛くなったら写真見て思い出そう!でも見たら泣いちゃうかも!」「仙波先生パパの事説得してくれたかな?」と言っていたそうです。

 

一昨日、昨日と子供が一生懸命うちの馬たちの写真を撮っていたんです。

 

違和感を感じていたけど、子供とは喋らず仕舞いでした。

 

今思うと、その時に話を聞いていれば、両親にもっと違う話が出来ていたのかもしれないと後悔しました。

 

しかし、その反面「これで良かったのかもしれない!」という自分もいます。

 

馬術を本格的にやっていこうとすれば、必ずお金の問題に直面します。

 

私はこの両親と10年来の付き合いですが、子供に馬術の英才教育を施せるほど裕福ではありません!

 

10年前と変わらない状況なので、今後も変わることはないと思います。

 

後々、裕福な家の子供と競うようになったら僻みやっかみしか言わない子供になってしまうと思います。

 

「それならいっそ辞めてしまった方が幸せなのかもしれない」と

 

私は今私が手掛けているビジネスを紹介してあげたいのですが、父親は今までの付き合いの中で馬の事に関しても子供の事に関してもアドバイスをしても一切聞かない人でした。

 

両親の馬を預けている乗馬クラブのオーナーの話だと馬も今はひどい状態で見ていて辛いそうです。

 

本当に残念な親です。

 

馬術に限らず子供に何かをやらせようと思えば、お金はかかります。

 

本人が望む事にお金を用意出来ないのは不本意でしょうが残念です。

 

残念な親にならないように・・・・・

 

子供の将来の為に・・・・・

 

自分の将来の為に・・・・・

 

変わりましょ?

 

私は子供が出来ない体なので、子供はいませんが弟子の為に進化中です。

 

私が手掛けているビジネス

 

私の進化の源

マインドとモチベーション

マインドとモチベーション

ネットビジネスをやっていると「マインド」だとか「モチベーションの維持」だとかと言う言葉をよく目にします。

「マインド」

これは何をする上でも大切なことではあります。

「何かを始めたい」

生活を変えるために?

考え方を変えるために?

「何を始めよう」

「これを始めよう」

「どこから手をつけよう」

「いつまでに○○をやろう」

「次は○○をやろう」

全てマインドの部分で、完結出来るはずです。

「モチベーションの維持」

何じゃそれ?

マインドさえ出来上がっていればモチベーションなんてものは必然的についてくるものじゃないの?

確かにモチベーションの高い時、低い時は誰でもあります。

私自身もアスリートの部分ではシーズンのONとOFFではモチベーションが変わってきます。

モチベーションなんて状況によって変化するものであって維持など出来るもんじゃないと思っております。

私はシーズン中には馬1頭1頭に対し、今シーズンは「全日本に出る」とか「全日本を勝ちにいく」とか「国体にでる」とか目的目標を定めます。

そして調教や調整を重ねていけば、それに向かってモチベーションは勝手についてきます。

「目的意識」これもマインドの部分ですよね?

「目的意識」さえ失わなければ、モチベーションの高さなど関係ないはずです。

目的達成のための道筋を辿ってあるのであれば、失敗してもいいじゃないか。

回り道でもいいじゃないか。

時間が掛かってもいいじゃないか。

モチベーションを維持しようとする強迫観念から逃避するくらいならマイペースでやればいいじゃないか。

1ヶ月で月収10万円

3ヶ月で月収50万円

6ヶ月で月収100万円

そんなに簡単に行く訳ないと思いながら取り組んだほうが目的意識を失わずにマイペースで進めると私は思っております。

目標は大事ですが、それについていけず挫折するくらいなら目標設定を下げればすむことじゃないですか。

馬術の馬は無理したら潰れて競技馬として生きていけなくなりますよ。

私はネットビジネスに取り組みだしてから私の生きてきた道と照らし合わせてすり合わせ作業をしています。

馬術において基本も学ばず階段を一段飛ばしで習ってきた人はある時に大きく失敗したり、大怪我をします。

待っているのは嫌になって辞めてしまいます。

習うほうは早く結果を求めるあまり先を急ぎます。

でも私は私の生徒にそれをさせません。

そこで、マインドをチェンジして基本をしっかり習う人は階段を一歩一歩上がって行き、長く続け目的を達成することが出来ます。

マインドをチェンジ出来ずに私の元から去っていった生徒は今や馬術すらやっていません。

目的意識さえ失わなければ、今の状況に合ったマインドをセットするだけでモチベーション云々を抜きにして最終目的地に辿り着けると確信しています。

と言うことで、私は私のペースで私の好きな事をネットビジネスでやっていきます。

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